当たり前のことを、
あたりまえに。

大工として、現場に立ち続けてきました
20歳の時に工務店へ弟子入りし、大工として修行を積み、
27歳で独立して野間工務店を立ち上げました。
独立当初は、ハウスメーカーの下請けとして仕事をしていました。
工期に追われる毎日で、お客様と直接関わることもなく、
このままでいいのだろうか、と感じる日々でもありました。
ちょうどその頃、
自分自身の家を建て、実際に暮らしてみたことで、
「家は見た目だけではなく、暮らしの快適さが本当に大切だ」
ということを強く実感しました。
デザインを優先した結果、
冬は寒く、夏は暑い。
住んでから気づくことが、少なくありませんでした。
簡単に建て直せるものではないからこそ、
お客様には「こんなはずじゃなかった」と思ってほしくない。
なぜ自分は大工になったのか。
何のために家を建てているのか。
考えた末に行き着いたのは、
自分の仕事で、建てたあともずっと快適に暮らせる家を届けたい、
という想いでした。
資金計画から土地探し、設計、施工まで、
家づくりに一貫して関わる。
そして、当たり前のことを当たり前に、きちんと積み重ねる。
そうした今のかたちの家づくりを、
少しずつ形にしてきました。

きちんと建てる。それ以上でも以下でもない
構造も、断熱も、造作も、
特別なことではありません。
「なぜ、そこまでやるのか」と聞かれたら、
答えは決まっています。
当たり前だから。
家は、建てたあと何十年も、
人の暮らしを支え続けます。
そう考えれば、
やるべきことは自然と決まります。
住み心地は、静かに続くもの
住み心地の良し悪しは、
言葉よりも、日々の暮らしの中にあるものだと思っています。
何年も経って、
特に困ることもなく、
当たり前に暮らせている。
それが、仕事の答えです。
古い家に向き合うほど、責任を感じる
古民家の改修や修繕をするたびに思います。
家は、簡単に建てていいものではない。
施工をきちんとし、図面を残す。
次の世代が手を入れながら、住み継げるように。
自分がいなくなっても残る仕事をしたい。
そう思っています。
細かすぎる、と笑われながら
仕事が細かすぎて、
現場の仲間に嫌がられることもあります。
それでも、妥協はできません。
きっとこの仕事は、
最後までやめられません。
それでいいと思っています。
私から見た主人

主人は、30年間ずっと大工一筋で家づくりに向き合ってきました。
普段は口数が多いタイプではありませんが、
「夫婦のやりとりが面白いですね」「話しやすいですね」と言っていただくこともよくあります。
一緒に仕事をするようになり、
家づくりに向き合う姿を間近で見る中で、
どれだけ真剣にこの仕事を続けてきたのかを、改めて感じるようになりました。
誰かのために評価されたいわけではなく、
ただお客様にとって本当にいい家を建てたい。
その想いが、設計にも、現場での大工仕事の一つひとつに込められています。
普段は多くを語らない主人ですが、
家づくりの話になると一気に熱が入り、
つい時間を忘れて話してしまうこともあります。
ぜひ一度、その想いを直接聞いてみていただけたら嬉しいです。







