建て方のはなし

みなさん、はじめまして。
野間工務店の代表で大工の野間と申します。

このブログでは、家づくりや建築について、
少しでも興味を持っていただけるよう、
そして参考になるように、わかりやすく書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。

昨日は、大工仲間の建て方(上棟や棟上げの言い方もある)の手伝いに行ってきました。

体が筋肉痛でバッキ×2になりました。

一般的な大きさの住宅であれば、
1日で1階から2階、屋根の骨組みまで一気に建てていきます。

よく、建築のことを知らない方から、

「今の家って、工場で加工した材料を
プラモデルみたいに組み立てるだけなんでしょ?」

と言われます。
正直、何度聞いたかわかりません。

たしかに、言葉だけ聞くとそう感じるかもしれません。
ですが、実際の現場は、そんなに単純なものではありません。

例えば、建て方が始まると、まず最初に行うのが柱を建てる作業です。
このときに使うのが、番付です。

番付とは、
中学校で習った座標軸(XY軸)のような考え方で、
柱や横架材の位置を管理するための番号です。
• 横方向(X軸)を
 い・ろ・は・に・ほ・へ・と…
• 縦方向(Y軸)を
 1・2・3・4・5・6・7…

というように振っていきます。

現場では「0」からではなく、
「い1」を基準の位置として考えます。

柱一本一本と、土台にも、
あらかじめこの番付が記されています。

まず、この番付が読めないと話になりません。
実際、柱を持ったまま、
どこに建てるか分からずウロウロしている
若い職人をたまに見かけます。
頭では分かっているけど、どこなん?

できる大工は迷いがありません。

その光景を見るたびに、
家づくりは「組み立て」ではなく「積み重ね」なんだと感じます。

ちなみに自分が中学生の頃、授業でいろは歌を
暗記させられました。
先生に感謝です。(笑)